皆さんの会社には、誰からみても仕事ができる人はいますか?
私の会社にはいます。私とその人の違いは何なんだろう?と不思議に思っていましたが、越川慎司さん著の『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』という本を読んで納得しました。
これは、私にもできそうだなと思うものもありましたので、ご紹介します。
原則①:「5%社員」の98%が「目的」のことだけを考える
「5%社員」は結果を重視する
一般の社員は結果がどうであれ、自分が頑張ったという過程を重視して満足してしまうのに対して、「5%社員」は結果を重視し、失敗したらフィードバックを行い、改善点をみつけ、次に活かしていきます。
また、他者からみたフィードバックも行うことで、より多くの意見を取り入れ、自分自身の成長へと繋げます。
オン・オフをしっかりつける
「5%社員」は時間を大切にします。
皆さんは、やりたい仕事があっても次から次へとやってくる仕事のせいで、結局自分の仕事が終わらず、残業の日々を送っていませんか?
ですが、「5%社員」は緊急度が低く、重要度が高い仕事を優先的に行うことで、時間内仕事を終わらせることができています。
これには、前日からの準備が大切で、やるべき仕事のリスト化を前日までに行い、午前中に最も仕事を詰め込み、午後からはゆとりをもつようにスケジュールを組みます。
そうすることをよって、突発的な仕事を頼まれた時でも、慌てることなく対処することができます。
また、休日は仕事のことを考えずに自分が好きなことを選んで過ごします。
有酸素運動や読書などをして過ごすこともおすすめです。
仕事のことを考えずに過ごす休日は、メリハリもできて考えるだけでハッピーな気持ちになりますね!
自分で目標を設定する
「5%社員」は達成感を大切にします。
本来のノルマよりも上の背伸びをすればギリギリクリアできるノルマを自分自身で設定することで、そのノルマを達成した時の気持ちを大切にします。
「5%社員」は、個々人がもつビジョンや方針が明確であるため、それを達成するための努力を惜しみません。
これを機に自分の将来像などを考えてみると仕事へのモチベーションも上がるのではないかと思います。
仕事は量より質
パワーポイントなどで資料作成の際に、資料の枚数が重視されていたこともありましたが、今は「伝わる」資料を作成することが重要視されています。
視覚的にシンプルな資料を短時間で作成し、上司や取引先に提出することで、レスポンスの速さが評価されます。
また、上司への報連相(報告・連絡・相談)を怠らないことも「5%社員」の特徴です。
報連相は面倒くさい…と後回しにしがちですが、積極的に行うことで、上司や取引先からの信頼も高まるので、頻繁にしていきたいですね!
原則②:「5%社員」の87%が「弱み」を見せる
上司から信頼され、部下からも慕われるようになるためには、日頃からコミュニケーションをとっておくことが大切です。
信頼関係を築くために雑談をしたり、自分の弱みをみせることで、相手との距離感を縮めていくことができます。相手に質問をするときは、オープンクエスションを使うことで、より相手のことを深く知ることができます。
また、いつも笑顔でいることも大切です。
いつも仏頂面で不機嫌な人には誰も話しかけたくありませんよね?
どんなに小さなことでも、やってもらって当たり前だと、思わずに感謝の気持ちを伝えましょう。
もし、仕事のアイデアなどで悩んだりした時にはプライドを捨てて素直に相談してみるということをしてみてください。
自分のが思いつかないような素晴らしいアイデアが出てくるかもしれません。
原則③:「5%社員」の85%が「挑戦」を「実験」と捉える
「5%社員」はとにかく行動をします。
行動を起こそうと思っている時にやってしまいがちなのが、「だって」「でも」という言い訳をつけて行動をしなかったり、失敗したらそこでやめてしまうということです。
「5%社員」は失敗をしたとしても、失敗した理由を明らかにして次に活かす方法を考えます。
また、自分の経験やスキルアップのためにあえて苦しい道を選択したりもします。
失敗しても次に活かすための材料ができたなと思えば、失敗も無駄ではなかったなと思うことができます。
また、自分が学んだ知識は記憶に定着させるために積極的にアウトプットを行います。
本や勉強会などで得た知識を活かそうと思っても時間が経つと記憶は薄れていくものです。
そうなる前に、アウトプットを行うことで記憶が定着し、自分自身の成長に繋がります。
原則④:「5%社員」の73%が「意識変革」はしない
意識を変えようと頭の中で考えるよりも、先に行動を変えてそれを実感した方がより深く理解できるそうです。
頭の理解は追いついていない状況で、行動を先に起こしても混乱するだけだな…と私は思っていたのですが、実際に私の例を紹介してみると、ダイエットしたいと思いとりあえず食べているものを記録しようと思い、それを継続していると自然に意識が変わっていき、今日は間食を控えよう!という変化が起こるようになりました。
行動を継続することで、習慣になり現状に満足することなく常にもっと良い方法はないのか模索していくことで、自分自身の成長に繋がります。
原則⑤:「5%社員」の68%が常にギャップから考える
「5%社員」は目標から逆算して物事を考えます。
まずは、8割程度の簡単な計画を立て、途中に目標をいくつか決めておきます。
そうすることでその都度軌道修正を行うことで目標達成までの時間を最短にすることができます。
準備に時間をかけすぎると、行動力が落ちその結果行動すら起こさずに終わってしまうということがあるため計画は簡単に作っておくというのがポイントです。
計画を立てる際に自分の弱いところについての対策を立てておくと、物事をスムーズに進めることができます。
計画を簡単なものにする代わりに振り返りの時間に重きを置きます。内省の時間を持つことでPDCAサイクルを回してより良い行動を起こすことができます。
また、他者からのフィードバックの時間もあらかじめ計画に入れておくことで、客観的にも行動をみることができ、より早く目標を達成することができます。
まとめ
- 原則①:「5%社員」の98%が「目的」のことだけを考える
- 原則②:「5%社員」の87%が「弱み」を見せる
- 原則③:「5%社員」の85%が「挑戦」を「実験」と捉える
- 原則④:「5%社員」の73%が「意識変革」はしない
- 原則⑤:「5%社員」の68%が常にギャップから考える
原則①~⑤の原則を1つでも生活の中に取り入れることで、「5%社員」に近づくことができるかもしれません。
みなさんも無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。